top of page

第4回例会「養護施設の子供たちとのマラソン教室」宮田会員スピーチ


宮田 恵生会員

小学校教諭、香川マスターズマラソン女子駅伝監督、各地のマラソン大会に出場し10キロ女子マラソン年代別で幾度となく上位入賞を果たし、今年7月の第4回赤穂シティマラソンでは10キロ○○歳代女子で3位になるなど現役のアスリートでもあります。

「養護施設の子供たちとのマラソン教室」についてお話いただきました。

この施設の児童は、育児放棄、児童虐待、事情により子を育てられないなどの理由でこの養護施設にあずけられています。なぐる、暴言を吐く、ふてくされたり、泣いたりして全くやる気がない児童です。この児童に「頑張る気持をつけたい」と昨年夏からマラソン教室を始めました。四国電力の元実業団の方がボランティアで指導を引き受けてくれました。普通の小学生にとって夏休みは楽しいときでもありますが施設の子供たちにとっては楽しくはない。家に帰れない子にとっては地獄の夏休みでしかありません。当然のように「練習に」やる気は見当たりません。

きつかけは、ある6年生の男子が速く走りたいということで練習するようになった。それを見て他の児童も走りだした。半年かかって6年生4人ぐらいが走れるようになり小学生の駅伝オレンジリボンチーム一人1.5キロで6キロ走れるようになりました。

愛情不足、暴力とか暴言しかできない子供たちが随分落ち着いてきた。ボランティアの人が好きになってきた。苦しい練習のあとは鬼ごっこなどして楽しく終わる。「楽しい」ことが伝わる。多くの児童が参加するようになりました。言うまでもなく「やる気」がでてきた児童たちは新たな目標ができ頑張れることができると思います。最後に施設にランドセルなどを置いて帰る人はいます。寄付していただくのはありがたいことではありますが、あなたが直接子供たちに渡してください。「物品」にあなたの愛情をのせて渡してください。数倍喜ぶと思いますよ!お願いします。


Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Search By Tags
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page