第1回例会 山本文子氏講演
- lliskagawa
- 2015年5月16日
- 読了時間: 2分

「いのち輝くために」と題して講演していただきました。後で紹介します会員の感想にもありますが「高知のハチキン」らしくはっきり物を言う語り口には説得力がありました。
先生は香川県の十代の中絶が多い(意外でした。)ことから性教育の必要を痛感し子供たちに性についての正しい知識を持てるよう教えようとされました。しかし、「セックス」とか「コンドーム」とかの言葉に過剰に反応する大人たちによって反対されました。「性は大人になれば自然に憶えるもの」と考えられ、「性教育」=「フリーセックス」と歪曲して考えられていたのかもしれません。私もどう教えていいのか戸惑います。しかし、先生たちの努力で今では学校でも「性教育」をしているようです。正しい知識で性感染症や中絶を防がなくてはならないと思います。
今度は、子供たちに「あなたたちが今あるのは、お父さんとお母さんが共同作業であなたを産んでくれたから。だから親に感謝しなきゃならないよ」と教え道徳教育のように大人たちに受け入れられました。しかし、虐待や育児放棄をされている子供から「こんな親でも感謝しなきゃならないのですか」と問われ「そんな親なら捨ててもいいんですよ」と答えると子供の気持ちが軽くなったようです。大人には都合の悪いことばのようです。
セックスは汚いものではなく愛する者同士の男女の共同作業であり新たな生をこの世に生み出すことに他なりません。いのちの応援舎では、出産・育児から高齢者のディーサービスまで「いのちを支える仕事」をしておられます。考え教えるだけでなく自ら実践しておられるのをお聞きし頭が下がる思いです。最後に先生からのメッセージで終わります。
「愛するということを考え今を大切に生きて下さい。」

森川会員からのメッセージ
山本文子女史の講演は馬力アップしていました。観音寺中央高校で性教育の講演をしてもらったのが15年ほど前、体育館の300人弱の1年生と担任教諭たちが聴取者だったと記憶しています。大人しい助産婦さん(当時)の印象でしたから、今回のエネルギッシュな語り口には意外な感じで聴いておりました。前回の山西女史もそうでしたが、どちらも土佐の産。年を重ねるほどに元気盛んになるようですね。
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